日帰りフランス


Job Ticketという、職場から提供される定期券をつかっています。

ふつうは定期券というと〇〇駅から××駅のあいだのみ有効だとおもいますが、
このチケットはすごーく広範囲で有効、あちこちに行かれちゃうんです。
しかも週末と祝日は5人までいっしょにただで電車やバスに乗れちゃう。
使わない手はありません。
週末祝日がおやすみ、ということが滅多にないはなこですが、
先週末にチャンスが到来、150年来のお友だち、トルコ人の東山さんといっしょに
土曜日に国境をこえてフランスのヴィサンブールという街へいってきました
ハイデルベルクから電車で2時間弱の旅です

隣駅はドイツ、という国境の街なので風景はドイツとあまり変わらず、
どこでもドイツ語が通じるし、メニューも2か国語が併記されていました。
道ゆくひとびとが話す言葉はフランス語なのですが、あまり
フランスに来たわ 感はなかったかもしれません(笑)


まずは街の地図を入手すべく、観光局のある市庁舎に向かったところ・・・


↓市庁舎まえには市場が出ていました
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↑これはせっけん屋さんです

↓新鮮なお野菜、くだもの、お洋服・・
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↓これが市庁舎です
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↑ちょっと遠すぎた・・

小さな街で、徒歩でかるく行かれる範囲にたくさんの見どころがあります。

↓街のカトリック教会
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↓街を取りかこんでいた古い城壁
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↑なんか、無理やり通った跡、みたいなんだけど

↓いたるところに川があって
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↓橋のある光景がとてもすてき
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↓秋のやわらかい日差しがそそぐ緑
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↑ゆたかな時間

↓とちゅう、1着20ユーロのセールを見る東山さん
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↑けっきょく買いませんでした

↓プロテスタント教会の扉のかわいいノブ
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↓ふるくて素朴な教会の聖堂で
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↓東山さんもわたしもお祈りのキャンドルを灯しました
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日本人が基本的には仏教徒なのとおなじに東山さんもイスラム教徒ですが、
入口がちがってもおなじ神さまよね、といつもふたりで言いあっていて、
それが何教の聖堂であってもきちんと礼儀と誠意を示す東山さん。

↓雨の予報を裏切って1日中青空でした
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↑でも風はとてもつめたかった

この地方の名物はフラムクーヘンという薄焼きピザなのだそうで、

↓おしゃれな雰囲気のレストランで
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↓たまねぎとマッシュルームのをいただきました
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↑いただきます の東山さん(じつはひと口もう食べてあるw)

でも・・・いくら薄いとはいえ大きすぎ・・・
ふたりで半分ずつにすればよかった・・・ けっきょく残りはお持ちかえり。
ほかにはフランスらしく、カエルの足 とか かたつむり がありました。


↓さすがフランスと思ったのは、ケーキがとてもおしゃれでかわいかったこと
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↑帰りの電車まで時間があったのでここでお茶しました

が、かわいかったけど甘すぎて味はいまいちだったかも・・


なんの話がきっかけだったか、この日東山さんが
見返りを求めずに愛することができるのは神だけである、と言っていました。
なにかシリアスな話の途中だったような気がしますが(←忘れてるし)
それはたしかにそのとおり。

わたしはうさぎを愛しているけど、かわいい、という見返りを受けています。
本気でかわいくない、むしろ害をなす存在を愛することができるかと言われたら
こたえは いいえ、に決まっている。
この日の朝、薄暗いなかで部屋を出てスリッパにつっこんだ足が
冷たい水たまりにびしゃっ!とはまったばかり。
トイレのしつけのできていない野良猫ミオのしわざでした。

もちろん、トイレを使えないのを承知で、夜は寒くてかわいそう、と家に招きいれ、
そのまま寝てしまった誰かが悪いのであって、ミオに罪がないのはわかっています。
でも愛せない。
ぜったいにいやだ。
スリッパかえせ。






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Category: フランス

27日、うさ奈さんハイム



2~3日つづけて仕事がとってもハードだったので疲れはてて、
3日目に帰るしたくをしたあと、ちょっとすわって膝に肘をついて休んでいました。
そしたら同僚松坂さんがはいってきてわたしを見て驚いた顔をし
「はなこ、どうしたの!?・・」と言いかけたので、
疲れたの? とか 具合でも悪いの? とつづくかと思ったら
「お腹すいたの!?」と。

・・・・・・・。

よほど何日も食べていないかぎり、
お腹がすいて座りこむことってないのではないでしょうか・・・


松坂さんは仕事が終わるといつもいっしょに帰ろうと言ってくれるのですが、
先々週は、今日は〇〇方面(おじいちゃんち)に帰るから方向がちがうの、
と断り、先日は 今日は××方面(うさ太くんち)へ行くからちがうバスなの、
と断ったところ、このまえ真面目な顔で
あなた、住所不定で知りあいのところを泊まりあるいてるの?と言われました。

住むところがなく、空腹でうずくまるはなこ。
それが松坂さんから見たわたし(らしい)。

世の中にはいろんな発想をするひとがいるものなんですねぇw
それとも松坂さんの育ったところには、そういうひとたちが大勢いたのかもしれない。



ちょっとまえの話ですが、9月27日にうさ奈さんのおうちに遊びにいきました

本当は、泊まりにきませんか と誘っていただいていたのですが、
26日は海の命日だったので、この夜はお花を飾ってしずかにすごしたかったのです。


↓うさ友さんからいただいたたくさんのおともだちと
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↓お花にかこまれる海
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そして翌日27日にはうさ奈さんハイムへ。
この日は、お昼ははなこ、お夕飯はうさ奈さんが作ることにして

料理のために片方がキッチンにこもっているあいだ以外は
ずーっとおしゃべりしっぱなしでした
子どものころの話や家族のこと、学生時代のことや仕事のこと、
メリィさんがいた夏の思い出話、ドイツのこと日本のこと、本当にいろいろいろいろ・・・


↓自動ごはん皿が開くのを待つうさ太くんとその妻
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↑また2時間ありますよ!


お天気のいい午後、ふたりでうさ奈さん地区をおさんぽ。
このころは、朝晩は寒いけれど日中はむしろ暑いくらいの気温になるという、
着るものに困るお天気がつづいていました(最近は一律寒いです

お日さまにがんがん照らされて歩き、あちちになってしまいました

↓すべり台やブランコがある、子どもの遊び場
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↑遊んでいる子どもはいたけど、なんか静かでした

↓その手前にはあひる(がちょう?)さんの噴水が
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↑うつむいてるほうがくちばしから水を噴くのかと

↓でも水は枯れたまま・・・
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↑おさかな・・・

↓斜面左手には水のきれいな河があります
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↑夏には水着の老若男女が流れてきたそうです
(とうさ奈さんが言ったんだけど、それってなんか死体のイメージ)

道中もずっとおしゃべりしっぱなしw
途中にあったパン屋さんにケーキを買いに入りました。

よくあることですが、各ケーキのそばにわかりやすく名前が書いてあるってこと
ドイツではあまりありません。これはパンも、ハムやソーセージもおなじで、
注文するのに困るんです・・・ 値段もわかりにくいし。
このパン屋さんではショーケースに値段表が貼ってありましたが、
ケーキの名前がわからないのに表をみたってわかるはずもありません
そこで店員のおばちゃんに尋ねたのですが、ど忘れしたのかなんなのか
えーと、それは・・チョコとさくらんぼをアレしてナニしたケーキよ・・・
みたいな具合で、それはまあ見ればわかりますよ、な感じでした(笑)
3分くらいしてから「思い出した!」と言って名前をおしえてくれましたが。

おうちにもどっておやつタイム
ケーキ とお茶
牧草とうさぎのにおい

お夕飯はうさ奈さんがつくってくれた・・・

↓豚汁と、アジの開きをほぐしたものを混ぜたごはん
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↓お茄子の揚げ出しときんぴらごぼう
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↑どちらもあごだしでマリネにした野菜を使っているそうです

すばらしくいい味でした
上品で、味つけも野菜本来の味も双方がひきたてあっていて。
あるだけぜんぶ食べちゃいたいくらいでしたが、
午後4時すぎに食べたケーキが・・・ あとから悔やまれる・・・

久しぶりの緑茶もおいしい。
やっぱりごはん(お米)やおみそ汁は「ただしく食べた」気になります。
しっかりと明日の元気になってくれそうな。

すっかり遅くまでお邪魔してしまいました


先週は同僚のつごうで1日しかおやすみがなかったのですが、
そのぶん、今週末はなんと3連休なんです! すごーい!!

ので、3つのまんなかの明日、土曜日はフランスに行くことにしました
電車で2時間なので日帰りです。
お天気悪そうだけど・・・ 腹まきしていってきます!





Category: うさ友さん

秋晴れの日曜日


先週、仕事の帰りに図書館に寄ったら、
いつもおしらせなどが貼ってある掲示板の一部に
あたらしいコーナーができていました。

 あなたにとって「本」とはなんですか?

と書かれた札のしたに、用意されたメモとペンでこたえを書いて
貼りつけるようになっているんです。

わたしなら「世界」ってこたえるかなぁ、なんて思いながら
たくさん貼られたメモを読んでみました。

知識
楽しみ
本(←)
人生
現実からの逃避
別世界への入り口
言葉遊び
教養
他人の人生
紙のうえに集合した文字(←)
あたらしい発見
孤独な日々の友
たくさんの紙(←)
友人
日常からの解放

など。

たくさんの紙、みたいな、
本という物体そのものを描写しただけの珍回答はともかく、
どれも本に当てはまりますね。

電車のなかなどで見ていると、ドイツでは読書人口はけっこう多いです。
電子書籍リーダーを持っているひともかなりいます。
(↑わたしも購入を考えています・・どうしても本は増える一方なので)
むかしは日本のほうが読書人口多い印象だったのですが・・・
最近逆転してるみたいな?
(↑注:2年まえの神奈川県近郊のはなし)


この土日(9月30日と10月1日)はハイデルベルク秋祭りでした。
(この絵文字、枯れ葉だと思ったらバナナかしらね・・・↑)


↓見事な秋晴れ、おめかしした市庁舎
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↓市庁舎まえの広場
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↑というより雲を撮りたかった(はなこは雲がすき)

↓ここは広いからあまりそうは見えませんが
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↑通りはものすごすぎる人で歩けたものではありませんでした


職場からトラム乗り場まで、普段の10倍時間がかかりました(大げさ)
ドイツは日曜日にはお店が閉まっているので、
いつもなら日曜日の電車、トラムは空いているんです。
が、今日はぎゅうぎゅう・・・
そんなぎゅうぎゅうトラムに乗って、今日は別宅(?)に。


↓・・・またはなこか
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↑今週2回目だよな


今週は、水曜日にうさ奈さんと一日たのしく幸せに遊び、
木曜日には図書館にこもって頭脳労働をして脳がショート、
復活しないまま金曜日には精神戦、
土曜日には同僚松坂さんの仕事を手伝って残業。

そろそろ脳にいいサプリ・・DHAとかなんとかを飲まないとだめかも。


↓はなこ職場の窓からみえるハイデルベルク城
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↑去年の夏、うさ奈さんとメリィさんと行ったことをおもいだす







どんなきみでも



海のことがまるごとだいすき。
それには条件なんてひとつもないんだ。

だから

やんちゃで元気いっぱいだった海も
いたずらばかりしてあれこれ壊した海も
おなかの痛い海も
病気をして入院してた海も
不自由なからだになってもにこにこしてた海も
どんな海もぜんぶだいすき。

充電器のコードを噛みきられても
買ったばかりの陶器のうさぎを割られても
ひと晩眠れずにおなかをあたためた夜も
心配で泣きつづけた日々も
うれしくて心から笑った毎日も
どれもおなじにだいじ。

そしてそれはいまも変わらない。
条件なんてないんだ。

だから、

死んでしまってもうここにはいない海のこともだいすき。
いなくてもさわれなくてもふわふわじゃなくてもあたたかくなくても。


お別れしたときの悲しみや衝撃はとてもとても大きくて深いから
大きくて深い傷になっていつまでも残る。
でもそれはわたしだけの問題であって、いまの海には関係ない。
思い出すたびに自分で頭を叩きわりたいような気分になるけど、
そこに立ちどまっているのはわたしだけで、海は先へと走ってく。

何度も思いかえして自分を痛めつけることも、
もう考えない、忘れようって努力することにも意味なんかなくて
ただ、その傷そのものには大きな意味があることに気づいた。

だって海がこう言うから。


↓どんな心の傷もね、それは鍵なんだよ、はなこ
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↑いつかふさわしい時がきたら、ぴったりあう鍵穴を持つ扉に必ず出会えるからね



2年経ったね。
2年もかかっちゃったよ、
海がほんとうにいまもそこにいるってわかるまで。

見えないからさわれないからふわふわじゃないからあたたかくないから、
わたしの知ってた、無邪気で人間の事情なんてわからない海じゃないから、
すぐわからなくて時間かかっちゃった。



いつも話を聞いてくれて、考えや気持ちを率直に話してくれて、
甘くて薄い優しさでただわたしの言葉に同調するんじゃなくて、
しっかりと強く根を張った意見をぶつけてくれる、
天の国に小さな家族がいる友だちが助けてくれたおかげで
いろんなものが見えてきた。

息を吹きかけただけでひらひらと揺れる1枚のわたしの半紙に
思索の半紙を何枚も重ねて少しずつ本になっていくのを助けてくれる。
Cさん、いつもありがとう。


さあ、海、今夜はどんなおしゃべりをしようか。


↓おしゃべりよりバナナがいいよ!
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Category: ペットロス

去年の9月


9月20日水曜日に無事におじいちゃんシッターを終えて、
ゆうがた、ふたたび猫屋敷に戻ってきました。
わたしのことをドア開閉係とみなしている猫山ママがすぐに出てきて、
さ、外に行きたいんだからドア開けてよさっさとして!と言いました。

毎日毎日1日中153回くらい
るり子はどこ?るり子はいつ帰ってくるの?るり子の電話番号をおしえて、
と言っていたおじいちゃんですが、
るり子が戻ったときにはるり子が不在だったことを忘れていたそうです。


↓はなかい部屋からの夕暮れ
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今日22日でおじさんの家を出てちょうど1年になりました。
残暑の、日差しのすごく強い暑い日だった。
いや、と言うことができないわたしのはじめてのNOがどんなに人を傷つけたか、
どうして相手を傷つけることなく自分を守ることができなかったのか、
でもどんなに努力してもそれらを両立させるのは不可能だったんだということを
自分に言い聞かせながら、でもやっぱり申しわけなくて泣きながら、
陶器のうさぎの置きものを入れた重い袋を持って歩いた。

ドイツ人の友人たちは、はなこは勝ったんだ、って言うんです。
わたしはおじさんと離れたくてお別れしたくて
でもおじさんはそうしたくなかった。
そして最終的にはわたしの意思が通ったのだから、
はなこが勝ったんだ、って。

わたしは、こういうのは勝ち負けの問題ではないと思うのですが、
仮に勝ち負けだったとして、それならわたしは勝ったんでしょうか。

たとえおじさんに(精神的に)半殺しにされても、
相手には悪気はないのだから、おじさんに悪意はないのだから、
もっと強くなれ、もっともっと優しくあれ、と自分を押しつぶしつづけた結果、
こんなの嫌だ!っていう自分の意思をどす黒い影に育ててしまった。
おじさんに勝った。自分に負けた。ぐるぐる。


ぬかるんだ農道でトラクターに轢かれたひきがえるみたいな気持ちで
ほとんど幽霊みたいな気分で猫屋敷に越してきた去年の今日、
なにも聞かずにあたたかい笑顔で迎えてくれ、部屋に引きこもっているわたしに
猫山さんは、ちゃんと食べないとからだに悪いわよ!なんてことは言わず、
さあ一緒に楽しくテレビでも見ましょうよ!なんて励ますこともせず、
ただ静かにそっとしておいてくれました。去年の9月。

猫山さんと友だちと海がいつもそばについていてくれて、
最初は経済的に人に迷惑をかけずにひとりでやれるのか心配だったけど、
みんながついていてくれてなんとかうまくやってこられて自信もついて、
やるべきことさえきちんとやっていればあとは楽しんで、遊んでいいんだな、
ってわかってきて、暑いだの職場でアザを作っただの文句を言いながらも
やっと見晴らしのいいところまでのぼってきたような気がする。


どうかおじさんもそうでありますように。
おじさんはおじさんの山のうえで。


↓ほらね、すごいぼくがついてるからだいじょうぶだったでしょう?
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