オランダ旅行2/3


その2 キューケンホフ公園


アムステルダムから少し離れた街にホテルをとったのは、
キューケンホフ公園のある街リッセに近く、バスで20分強で行かれるから。
それに海辺のリゾート地ということで、ひさしぶりの海風も楽しみたかったから。

キューケンホフまで直行20分強のバスは、ただし1時間に1本しかきません。

夢のキューケンホフ公園にできるだけ長い時間いたくて、
8時半のバスに乗る予定でその日は早起きしました。
前日も雨が降ったりやんだりのお天気でしたが、
この日は明け方から暴風雨になって、窓ががたがたいってすごかったんです。
もともとこの旅行の3日間が雨の予報なのは知っていたのですが、
ここまで風が強くてしかも気温が6℃となると、長時間外にいるのは厳しいかもしれない。
こんなに風が強くて雨となると、写真を撮るのさえ難しいかもしれない。
ちょっとどんよりした気分でホテルを出たのですが、ここでわたしは失敗をしました。

オランダのバスは手をあげて合図しないと停まってくれない。
そうガイドブックで読んでいたのですが、アムステルダムではそんなことはまったくなく、
バスもトラムもふつうに停まっては発車していたので、そのことをすっかり忘れていたんです
だけど、人が大勢乗り降りするアムステルダムとこの海辺の辺鄙な街とは事情がちがいました。
あっ、と思ったときには、バスは停留所のまえを通過してしまったんです

・・・・・・・・・ 

ショックでしばらく固まっていましたが、次のバスはどうしたって1時間後です。
仕方がないです。幸いホテルから徒歩1分の場所だったので、戻りました。
冷たい風が吹きつけ、雨が雹に変わってばらばらと地面に当たっては跳ねています。
ここでわたしはいつになく、ものすごくものすごーく落ち込んでしまいました。
自分の失敗や不運は笑いとばす、をモットーにしていましたがそれどころではなく。
いま現在のことだけではなく、おじさんとのあれこれや海とお別れしたことにまで遡って
頭ではきちんと整理して理解していたはずのこと全部がひどく理不尽に思えてきて、
なにかどす黒いものがこみあげてきて・・・


↓はなこ、そういうときは一歩さがって自分を透明にしてみて?
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↑そしたら、悪いことなんかひとつもないってわかるから


海がそう言いました。

難しかったし、ちょっと時間がかかったけどなんとかそれで自分を立てなおしました。
ふくれあがった自意識。自己憐憫。
自分を主人公にしちゃうと、自分を重要視しすぎちゃうとだめですね。
それにキューケンホフは19時半まで開いているんです。 
1時間出遅れたくらい、どうってことありません。
今度こそバスに乗るぞー!と外に出たら、なんと晴れていました・・青空です 

運転手さんがビビる勢いで通りに飛びだして手を挙げてバスを止め、
今度こそちゃんと乗りましたよ!まえおきが長ーくなりましたが、


↓バスを降りて少し歩くと見えてきました・・・
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↓きゃー
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ディズニーランドの駐車場並みに大型観光バスや一般乗用車が停まっていましたが、
チケットはすぐに買えました。16ユーロ。ガイドブックもいっしょに購入して入場です。

↓こんなかわいいガイドブック
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↑なかもとってもすてきなんです

歩きながら、なくさないようにチケットをかばんの奥にしまってから顔をあげたら・・・

口をぱかーんと開けたまま立ち尽くし、頭のなかは「きゃー」でいっぱいw


↓入口をはいってすぐのところ
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↓さっきまでの悪天候がうそみたいに光でいっぱい
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↓ときどき雨が降るのですが、5~10分くらいですぐやみます
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↓さすがは世界最大といわれるフラワーパークです
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↓これまでにいくつものフラワーパークを見てきましたが
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↓これはちょっとレベルがちがう
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ただ一面のお花畑、というのではなく木々のあいだに広がっているので
横だけじゃなく縦の広がりもあって深みがあって森みたいで光に満ちていて
空も大地も水面に映る影もすべてを含めた空間として使っている、
それは見事な、見事な芸術でした。


↓チューリップだけじゃなくいろんなお花も
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↓たくさんのひとたちの幸せそうな笑顔も
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↓ぜんぶがこの空間の一部
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↑ひとりだけ黄色い子が


↓遠くにこんなすてきものが見えてきました!
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↓ミッフィーのおうち
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↑なかはおみやげ屋さんでしたが・・


↓この風車にのぼりました
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↓大して高くないんですけどこわいんですけど
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↓一面のお花畑
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↑これはキューケンホフ公園の外です(川が国境ですw)


↓ヒヤシンス
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↑とってもいいかおりです

↓庭師さんがチューリップのお世話をしていました
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↑いいなぁ、わたしもこんなところで働きたい


わたしはこれまで出先でスマホの充電をしたことなんてありませんでした。
今回、携帯充電器なんてハイテク(?)なものを買う気になったのはなぜなのか、
あったら安心、程度の気持ちで持ってきたのですが、大正解でした!!
写真を撮りまくり、友人家族にLINEで写真を送り報告しまくり、電池が空に。

海に、すごいねぇチューリップすごいねぇと話しかけながら、
わたしはほとんど地面から浮いて歩いていたと思います(笑) 夢見心地。


↓やわらかなかわいいクリーム色
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↓小雨にしっとりとした緑も美しい
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↓けれどその後で降りそそぐ光に照らされる姿は圧巻です
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↓光がいっぱいに満ちる世界
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↑その両方を見られて本当によかった


あとで猫山さんに言われて気づいたのですが、
チューリップっておひさまに当たりつづけるとぱかーっと開いちゃうんですよね。
この日のように晴れたり曇ったり、そしてあまり暖かくなかったからこそ、
この「チューリップ」の形、いちばん美しいチューリップの姿が見られたのだと思います。


↓ひとりだけ赤いのつけててかわいい
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↓園内には小動物広場があって、そこにはなんと・・・
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↓・・・海がいたんです
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↓まっしろにブルーアイ、海そっくりの子
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↑つれて帰りたくてこまりました


↓園内にはところどころにおみやげ屋さんがあります
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↓蘭の展示会場もあって、苗を買うことができるんです
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↓とてもかわいいチューリップグッズがたくさん売られていて
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↑ひとりで悶絶してきました


↓木々からクリスタルのオーナメントがさがっていて
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↑風が吹くたびにきらきらとひかってとてもきれい


↓たくさんの、たくさんのいろ
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↓地上にあるたくさんのいろと
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↓光と
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↓コントラストと
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↓ここにいるひとたちみんなそれぞれの過去と
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↓それぞれの、歩いていく先
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雨予報だったにもかかわらず、そしてときどき降ったことは降ったけど
青空が見えておひさまが降りそそいで本当にうれしかったです。
そしてそのことを報告したらいっしょに喜んでくれたひとがいて、
「わたしのお祈りのおかげよね!」といばるひともいて(笑)
みんな、わたしのためによいお天気を願ってくれていたんだなぁ、って
とても豊かな気持ちになりました。幸せってこういうことだよね、海。


旅行社では団体でバスで行くアーも勧められたのですが
それはキューケンホフの滞在がなんと3時間だったんです。
わたしはけっきょく10時から18時すぎまでいたのですが、
それでもぜんぶをしっかり見られた気がしなかったです。
地図のうえでは一応ぜんぶをまわったのですが、
ぜんぶを受けとめきれなかったというか・・・ 
あまりにすばらしいとこちらの感性の頭上を越えて向こうに行っちゃうんですね。


この景色をみんなにも見せたくて写真を撮りすぎて大変なことになりました。
今回載せたものはすべてスマホで撮った写真なのですが、
デジカメのほうが画像が大きくてきれいなので、そちらを次にどどんと載せます。
行ったような気持ちになっていただけたら嬉しいです。

ちなみにキューケンホフ、トイレのドアの色もかわいかったです
赤とピンクが交互になってたりして・・・ きゃーでした。

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2018年は3月22日から5月21日のオープンだそうです。

・・・・・・・・。

行こうかな。
行けるかな。




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Category: オランダ

コメント

No title

Guten Abend.

キューケンホフ、圧巻というより空前絶後ですね。

期間中はどのような管理(お世話)をされているのか

気になるところです。

究極の癒やし空間がはなこさんの急速充電器となった事でしょう。

2017/05/06 (Sat) 05:41 | マチルダ・修 #- | URL | 編集
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このコメントは管理人のみ閲覧できます

2017/05/06 (Sat) 20:29 | # | | 編集
マチルダ・修店長

Guten Tag.

はい、仰るとおり急速充電してもらいました!
雹がばらばら降っていた悪夢のような天気が信じられないくらい
青空が出てひかりが降ってきて・・・i-189

お世話は、常に美しく保つためにあれこれしているのでしょうね。
ここのおみやげ屋さんで働きたくなりました。

2017/05/06 (Sat) 23:08 | はなこ #- | URL | 編集
非公開コメントFさま

そうなんですよ~キューケンホフにうさぎさん、
しかもよりにもよってブルーアイのまっしろさん。
偶然じゃないですか?やっぱり?
バスに乗りおくれたのも海のいたずらかなぁ(笑)?

木がまだ裸でした。
5月半ばくらいになったら新緑でいっぱいになるかな。
日帰りツアーに参加しようか迷うところです。

2017/05/06 (Sat) 23:52 | はなこ #- | URL | 編集
No title

海君の言葉って、いつも本当に
真実ですご過ぎです!!

天気が…と思ったら、一番美しい
チューリップを観賞するためには必要な
空模様と気温だったのですね~。
はなこさん、やっぱり歓迎されていたんですね(^^)


2017/05/07 (Sun) 19:44 | citystranger #TzD7Cqrk | URL | 編集
citystrangerさん

日ごろ溜めこんだネガティブが吹きだしてきて泣きそうでしたが
(バスに乗りそこねたからではなくてw)
この言葉でなんとかなりました。でも難しいんですよ~これ。

降ったり晴れたり、ベンチが濡れていてすわってぼーはできませんでしたが
降ったり晴れたりで一刻ごとに変わる表情ぜんぶを見られてよかったです。
本当に幸せないちにちでした♪

2017/05/08 (Mon) 04:30 | はなこ #- | URL | 編集
おとぎの国

はなこさん、いつも楽しく拝読させて頂いてます。きれいなドイツの生活や、風景にすぅーっと気持ちが入ります。
キューケンホフガーデン、素晴らしい旅でしたね!!! まるで藤城清治さんの影絵のおとぎの国のようです。

ヨーロッパって、それぞれの国が似ているけれど、個性が異なると、キューケンホフガーデンを見ても、感じました。

私が住んでいた自然が豊かなイギリスに似ているけれど、きちんと整ったドイツの影響を受けて、オランダは、イギリスとドイツのハーフみたいだなぁと思いました。
一生に1度でも、こんな美しさに触れられたら、一生の心の財産、美しい思い出になりますね。貴重な、お天気に恵まれ、良かったですね。幸せを摑みに行って、与えられた感じです。

明日からも、お仕事、がんばって下さい(≧∇≦)b♪ 

2017/05/19 (Fri) 00:15 | みさ #Jlz9xOgs | URL | 編集
みささん

いつも読んでくださってありがとうございます。
はい、キューケンホフはまるでおとぎの国でした。
それ以外にもあちこちにチューリップ畑があって電車の窓から見えるんです。
でも車内のオランダ人にはあたりまえの風景らしくて、
みんな新聞やスマホを見ているんですよ~。なんてもったいない!
そういうわたしも観光名所・ハイデルベルク城を毎日無視して通勤してますがw

オランダ、イギリスとドイツのハーフみたいですか!?なるほど、そうなんですね~。
ヨーロッパは特に国境付近はお互いよく似ていてつまらないくらいだけど、
奥へいくとやっぱりその国なりの個性がみえてきますね。
みささん、イギリスに住んでらしたんですね。うらやましいですi-189

はい、キューケンホフ、一度でも行かれて本当によかったです。
これからもいつでもまた心のキューケンホフを訪ねることができます。一生ね。

2017/05/19 (Fri) 04:38 | はなこ #- | URL | 編集

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