犬林さんとたばこ


ドイツ人同僚のひとりに、ドイツ人とは思えない性質をもった、
愛犬を溺愛する犬林さん(仮名)という女の子がいます。

ドイツ人とは思えないというのはたとえば彼女は、

自分が少々損をしてもほかの人の得を喜んであげられる。
相手の喜ぶテーマで話を聞いてあげられる。
訊かれたくなさそうなことを察して話題を変える。

こういうことできる人ってなかなかいないんです。
特に3つめは、「その話はしたくない」ってはっきり言わない限り、
空気を読まずにぐいぐい突っ込んでくる人が多い。

そんな、わたしが まるで宝もののような女の子だ、と思う犬林さんは
実は喫煙がやめられなくて、やめられない自分を嫌悪して苦労しているんです。

たばこは高い。
銘柄にもよるのかもしれないけど(わたしは詳しくないですが)
ひと箱20本?で700円くらいしているみたい。
愛犬にかかる病院代のためにがんばって節約しているのに、
たばこさえやめられれば大きな節約になるのにそれができないわたしって(怒)!!
みたいな。

節約のために自分で葉を紙で巻くタイプのものを吸っていて
フィルターなしなので、彼女は健康被害をひどく恐れています。
1時間に1本は吸わないといられないみたい。
本人いわく、夜は8時間たばこなしで眠っているわけだから、
少なくとも8時間はなしでいられるはず。なのになぜそれができないんだろう!

最近、脳梗塞で倒れた義理の父親(母親の再婚相手)のお見舞いに
仕事のあとで入院中のリハビリセンターに出かけていくのですが、
そこにはたばこが原因のひとつかもとされる病気で入院中の患者さんが大勢いて、
もちろん喫煙は厳禁なのですが、何人もの人が建物の裏で隠れて吸っている。
不自由な体になってまで吸わずにいられない。
そんな姿を見るたびに彼女はぞっとして、嫌悪感と不安でいっぱいになるのですが
それでもどうしてもやめられない・・・

ところで、ドイツのたばこのパッケージってすごいんです。
たばこはスーパーではレジの脇の施錠された棚のなかや
ボタン操作で商品が出てくる機械のなかに入っているのですが、
レジ待ちしているあいだ、目に入るわけなんです。すごいのが。

日本でも文章で「喫煙はあなたの健康を損ねる恐れがあります」といった
警告文(だけ)がついていたように記憶しますが、ドイツのは写真つき。


↓こんなのとか
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↓こんなの
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↑友だちにもらった空箱

とてもじゃないけど載せられない、グロテスクなものもたくさんあります。
患部とか病巣とか、喫煙を原因とする病気でああなったとかこうなったとか。
レジの脇なので誰でも見ることができちゃう。
小さい子どもにはトラウマものだと思うのですが・・・

犬林さんに、たばこの悩みがないはなこは幸せね、って言われました。
そうなんだ。いままでそう思ったことはありませんでした。
たしかに、健康を害する可能性のある習慣はなにもありませんが・・・
たばこを吸って頭脳が明晰になるというなら、きっと吸ってる。


先週、大雨のあとにおおきなおおきな虹がでました
しかも二重。大きいだけじゃなく幅(太さ?)もあって、
見える限りでは6色でしたがそれが2本ずつ出ていて全部で12色。
家のなかにいた猫山さんを呼んで、ふたりで歓声をあげながら眺めました。

↓ぼけてるけど、2本あるのがわかりますか?
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↓やっぱり写真だとほとんどうつりません・・残念
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↓猫山ママも一心に見上げていました
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↑そこらを飛びまわっている虫をw

↓およその家をちょっぴりはなこ色にするうさぎグッズ
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↑うさ奈さんからいただいたペットボトルカバー


これがひとつあるだけでも、自分の居場所っぽくなるのが嬉しい。
おじいちゃんとお留守番もあと2泊。


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ジャムをつくった


またしてもおじいちゃんとお留守番、ハイデルベルク在住のはなこです。
今回は20日までまるまる1週間。7泊8日の予定です。
おばあちゃんは、娘その1の住むチューリッヒに出かけているのです。
高齢ながら(←大きなお世話)FLIXBUSで出かけていきましたよ。
なんとなく、運賃の安い長距離バスって若者が利用するイメージでしたが・・
(↑偏見)

それはともかく、このまえ村山さんのおうちでジャム作りをしました
はなこ、人生はじめてのジャム作り体験です

日本語では、ジャムは果物の汁に砂糖を加えて煮つめたもの、
マーマレードは柑橘類のジャムで、その皮がはいっているもの、
なのだそうです。


↓今回作ったこれは(村山さんから送られてきたレシピ)
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桃とプラムとバニラを使っていて、柑橘類は入っていないので、
日本語だと「ジャム」になるのかしら。プラムの皮は入っているけど。


↓材料は 桃、ジャム専用のお砂糖、ズッキーニ、プラム
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↑いえ、ズッキーニはランチの「鮭のズッキーニ巻き」用です

↓村山さんはすでに瓶を煮こんでいました
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↑煮沸消毒です


ドイツの主婦たちはジャムやはちみつなどを食べたあとの瓶をとっておいて、
自分でジャムをつくるときにこうして使います。
どこの家の倉庫にも手作りジャムの瓶が並んでいます。


↓大きなお鍋に小さく切った桃とプラムとお砂糖をいれて火にかけます
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↑大きくて長い木ペラで奮闘するはなこ

↓果実がすっかりやわらかくなったら
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↑手動濾し器にうつして

↓まわすとジャムがしたのお鍋に落ちます
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落ちた液体部分だけを固まるまで煮つめてできたものは「ゼリー」、
濾し器にのこった果物(の絞りカス)もお鍋に戻して煮こむと「マーマレード」。
日本語のジャムとマーマレードとは定義がちがうようで。
でも、どちらもパンにぬったりヨーグルトにいれたりしていただくものです。


↓もちろん、もったいないので
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↑果実も戻して煮つめてつくりましたよ

↓はなこのぶん(猫屋敷にて撮影)
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↑ラベルにはジャムのなまえと日づけを

常温で6か月もつそうです。
オレンジの透きとおってるのは、あまった桃でつくった「ゼリー」です。

レシピにはないシナモンも入れたので、なんだかちょっとクリスマスの風味w
甘さ控えめで、売ってるものよりずっとおいしい

村山さんはスペインにて2週間アウトドアの夏休みを過ごしたので、
こんがりといい色に焼けていました。




おじいちゃんは昨日までは「るり子(仮名・奥さんの名前)はどこにいったの」
「るり子に連絡のつく電話番号をおしえて」と1日に10回以上言っていましたが、
今日はなぜかるり子は部屋で寝ていることになっていて、わたしに、
「るり子にお茶を運んであげて」とか「るり子はもう起きたかな」と言っています。

明日にはどうなっているのか、るり子!



8月のはなかい部屋


去年の夏、おじさん宅から猫屋敷に引っ越すにあたって
ずいぶんたくさんのものを処分しました。
猫屋敷でのはなかい部屋にぜんぶ収まるように、
ひとりでぜんぶ運べるように、ずいぶんたくさんのものを手放しました

もともと、ものはそんなに多く持ってないほうで(比較対象がないので、多分、ですが)
ただ、本とCDだけは飛びぬけて多かった。
CDのほとんどは中身をiPodにうつして本体を処分しましたが、
本はそういうわけにいきません。日本語の本をほしがる人もおらず、
200冊以上を処分しました

10冊だけもっていこうと決めて、悩んで悩んでしぼっていったのですが、
そうすると案外自分でも思いがけなかった本が残ることになったりして。
こういうところで、自分がなにを大事にしているのかが
自分ではじめてわかったりする。


そんなわけでいまはなかい部屋には
選ばれて勝ち抜いた(?・笑)すてきなものばかりがあります。

たとえば、
おじさんのところでは食器がやたらと豊富にどっさりありましたが、
ここではひとつのお気に入りカップやボウルを大事に使っています。
おなじボウルでコーンフレークを食べてサラダを食べて、
ヨーグルトやスープや、デザートのアイスクリームを食べて。
ひとつを大切に使うことの豊かさ。
シンプルっていいものですね。

・・・ね。

・・・だけど、


うさグッズだけはなかなかちっとも減らない・・・というより
増えるいっぽうなんだったりして。


↓8月のベッドサイド、海くんコーナー
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↑6月末にお空にかえったはりねずみのジョー君のママから


↓かわいいカードが届きましたよ
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↑わたしのお気に入りのお写真です


会ったことはなくても海のお友だちですからね、
はなかい部屋で、こうしていっしょにいるのです。


↓それにこんなすてきなカードも作ってくださったんです
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↑カプチーノ海くん


↓美術館に飾られていそうな(笑)立派な額縁の海も
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↑居心地のいいはなかい部屋


さて、ここ6日ほどまた真夏が戻ってきていまして
日中は30℃前後ととっても暑かったんです
徒歩10分のところに買いものに行って帰るだけで、その服は洗濯機いき。
仕事中もひどく汗をかくので、首にあせもができてしまいました

そんなわけでへとへとになりながらも、楽しい日々がつづいています。

前回うさ遠足にいっしょに行ったうさ友メリィさん
滞在中のうさ奈さんハイムでおしゃべりしたり、
ハイデルベルクでデートしたり


今日(8月30日)は最高気温が34℃という予報でしたが
(実際はどのくらいあったのか、体感は58℃でしたが)
ドイツ時間21時56分現在、涼しい風が吹いて雨が降りはじめました。
週末には17℃の予報・・・

次回はそんなメリィさんとの楽しいデートのことを書きたいと思います。




おおきな器で


8月のはじめに、おじさんといっしょに家庭裁判所へ出かけていき、
公証人のまえで離婚合意書の内容に合意した、というサインをしてきました。

合意書というのは、共有の財産をどう分けるか、といった事項だけじゃなく
離婚後にお互いがお互いに迷惑をかけないための
法で禁止されるあれこれを並べたリストなんですね。

たとえば、
どちらかが病気や事故などで働くことができず経済的困窮に直面した場合、
かたほうに金銭的な援助を要求する権利はいっさいないものとする、とか
身体に障害を負ったりあるいは老後に介護が必要になったときでも
かたほうに援助を要求する権利はいっさい以下同文とか。
法で禁止されなくてもそんなことしません!なことばかり。

とにかくこれに同意してサインしたので、
これであとは正式な合意書が発行されるのを待つだけ。。。



おじさんとはべつに喧嘩をしているわけではないので、
サインのあと街へ出て、午後をいっしょに過ごしました。
ハイデルベルクのメインストリートを歩いてお店をみたり、
お昼ごはんを食べたり。
相変わらず、自分の嫌いな野菜をはなこのお皿に移すおじさん。
去年からつづいている仕事の悩みについて聞いたり、
夏にいったマルタ島での休暇の話を聞いたり。
共有した時間が長いと、どうしても家族のようになってる部分ってあるんですね。
弟みたいな(←6つ年上だけど)



↓道路工事のため、いつもとちがうコースで出勤
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↑朝のネッカー川の縁を歩きました

↓日中は30℃ちかくなる今日このごろだけど
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↑早朝は16℃くらいで歩くの気持ちがいい

↓コースがちがうだけで気分が変わる
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↑これからはいろんなコースを試してみようかな

↓職場では1時間だけ働いてすぐ休憩w
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↓この日は仕事が少なく、ゆったり優雅にすごしました
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↑次の日は地獄を見たけど



わたしの勤め先の社長(60代前半)には、奥さんと愛人がいます。
奥さんとは法的には離婚していませんが、お互い心は離婚済み。
いまはロシア人の愛人・真由子(仮名・30代半ば)と暮らしています。
元妻は社長といまでも仲がよく、古くからのいい友人、といった関係。
そしてこの3人は、休暇にはよくいっしょに旅行に行くんです。
真由子がそれをどう感じているのかはわかりませんが、
この夏にはみんなで真由子の故郷へ、彼女の両親を訪ねていったのだそうです。

そういうの、ちょっといいな、って思うんです。
人間社会での名称がどうであれ、人と人としてつきあえるっていうところ。
夫婦としてはだめだったけど、形を変えてつづいていくところ。

人にはそれぞれ外からは見えない、個々の物語があると思います。
どんな人のどんな言動にも、見えなくても必ずそれなりの理由がある。
だから、自分のささやかでちっぽけで貧相な経験でできた色めがねで
他人を判断したり批判したりする大人にはなりたくない。
器のおおきな大人になりたいと思うんです。


はい、もう大人になって86年経ちますけど。







暑いだけでじゅうぶん


↓駅の売店で見かけたんですけどね・・
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↑このネーミングはいったいなんなんだろう


ボタンのないうすい生地で、日本だったら電車やバス内での冷房対策になるかな。
柄はいろいろあって、これ↑よりもっとましで大人しいものもありましたが
これで19、95ユーロ(から)は高いです。


うさぎといっしょの幸せな暮らしも月曜日までです。

猫屋敷で猫山さんと暮らすのもとっても楽しくて幸せなんです。
夕方、涼しくなってから広くて木がたくさんある庭にボウルを持って出て、
猫を散歩させながらブラックベリーをいっしょに摘んだり。

食後の紅茶、甘いお菓子をつまみながらおしゃべりしたり。

猫山さんが植木に水を撒いているあいだに
木陰のはりねずみのお皿にごはんを山盛りにしたり。


うさ奈さんハイムはうさぎのごはん、牧草に幸せな香りに満ちていて、
うさ太くんを撫でて、うさ太くんにお腹を掘られて。
(夏は薄着なので、ときどきけっこう痛い

音楽プレイヤーがあって、ひとりなので好きなだけ音楽を流す。
わたしは↑これを持っていないので、いつもヘッドフォンなのですが、
耳に直接入る音楽もいいけど、空間をすみずみまで満たす音楽もいい。

容量を気にすることなくインターネットが使える。


どちらも天国のよう。でも、ちがう色、ちがう空気の天国。
日本に帰ったら、わたしはそこでまたちがう天国を見つけられるかな。


↓お買いものの帰りみち、おつきさま
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↑夜8時半すぎの空


話は変わりますが、
同僚が2週間の夏休みをとっているため、毎日松坂さんと一緒に働いています。

こちらの人たちって自己主張が強いので、
淡泊なわたしからみるとなんでそんなことでそこまで燃える・・っていうようなことで
今日もドイツ人同僚の杉本さん(仮名)と言いあいをしていました。

こう言ってはわるいんだけど、
こちらの人たちって頭のなかに、線路にたとえるなら単線しかないように見えるときがある。
日本人だとたいていの人は複数の電車を同時に走らせてると思うんだけど。
1本電車が走りだしたら、それしか見えない。それだけで脳内はいっぱい。

言いあいをしているあいだに停滞している仕事を、なぜかわたしが片づける。
なぜ手を動かしながらしゃべれないんだろう・・・
なぜただつっ立って言いあいをしているんだろう・・・
時間制限があるのだから、仕事を終えてからやりあえばいいのに・・・

そうしてふたりとも、言いあっている間にわたしが仕事を片づけたことに、
つまり自分たちの仕事が減っていることに気づきもしないという・・・

そして帰りのバスのなかでふたりきりになったときに松坂さんは
はなこは頭にこないの!?わたしに加勢してくれればいいのに!と仰る。
わたしまで参加してたらこの時間のバスには乗れませんでしたよ、松坂さん・・・

そんなこんなで仕事と直接関係ないところで非常に疲れる今日この頃。
暑い、っていうだけでじゅうぶん疲れるんですけど。
涼しいうさ奈さんハイムに戻ってソファのうえで爆睡。
海といっしょに日本に帰った夢をみました。


↓テレビ画面に映った夕方の窓、緑の庭
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↓ブラインドのすきまからはいる光のさきっぽ
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↑ゆらゆらして、水のなかにいるみたい


・・・と、まったりしていたら、耳元にどすん!という音が響き、
お昼寝から覚めたうさ太くんがぶうぶういいながら
わたしの腕を狙って攻撃してきました。
換毛中のおでこの毛を引きぬいていたら、
またしてもおでこが陥没してしまいました・・・前回もやっちゃいましたが