東山さんのおうちへ


雨でうす暗いドイツ・はなこ地方ですが、気温はずいぶん上がりました。
朝晩でも10℃近くあるなんて!!
といっても太陽が出ないと日中もそれ以上上がることはないのですが。

不思議なもので、室温は変わっていないのに薄い靴下でも平気だったり、
布団のなかで湯たんぽを蹴とばして体から離したりしてるんですよね。
体が自然と春モードになってきているのでしょうか。
猫たちも活発になってきてますしね。



半月ほどまえの話ですが、お友だちの家に遊びにいってきました。

わたしがハイデルベルクの語学学校に通っていたカンブリア紀、
おなじクラスにトルコ人の女性がいました。
トルコはドイツより東なので、東山さん(仮名)とします。
当時すでにドイツ人のご主人がいた東山さんはわたしのドイツのお姉さん。
いまでは大学受験を控えた17歳の息子さんがいます。

この人のおうちにお邪魔して朝から晩までおしゃべりしてきたんです

↓ふたりぶんのテーブル
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↓パンとハム、東山さんお手製のジャム
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彼女は内臓のどこかが悪いせいで足がむくんでしまい、
改善のためにプールに通っているんです。
専門の療法士さんがいる、リハビリ用施設内のプールです。
このまえ、そこで一緒になる仲間たちとランチパーティをしたそうです。

土曜日の午後。会場は東山さんの家。
時間帯が平日昼間のリハビリ仲間なので、メンバーはおばさんばかり。

いつもはプールで顔をあわす仲間たちがせっかく陸上で揃ったので
記念に写真を撮りましょう、という話になったそうです。
挨拶だけして自室にこもっていた17歳の息子さんにカメラマンの役を。
東山さんは彼の部屋のドアをノックして
「息子さん、写真を撮ってほしいからちょっと出てきてくれる?」と言いました。
が、息子さんからの応答はありません。

東山さんは今度は強めにドアをたたきましたが、やはり無反応。

ドアを開けて、こちらに背を向けてヘッドフォンをしている息子さんに
「息子さん、写真をお願いしたいんだけど!!」と大声を出しましたが
相手は振りむきません。

しまいに東山さんは息子さんの肩をつかんで
「息子!写真を撮りたいんだけどっ!!」と怒鳴ったそうです。

すると息子さんは立ち上がってみんなが集まっている居間へ行き、
入口のところで片手を腰にあて、顔をちょっとななめにしてカメラ目線に・・・

仲間たちが笑うまいと震えているのを察した東山さんは
あんまり恥ずかしくて耳まで燃え上がってしまったそうです。
それでも努めて平静を装ってしずかな声で、
「息子さん、あなたの写真じゃないの、わたしたちの写真を撮ってほしいの」
と言ったそうですが、いまになって恥ずかしさが再燃したのか

「まったくうちの息子ときたらー!!」とわたしのまえで怒るのでしたw


↓そんな東山さんといのししのいる公園までお散歩
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↑前日が雨だったので地面はどろどろ・・

↓泥のなかにおいしいものがあるのでしょうか
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↓一生懸命たべています
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↑無心な表情がなんともいえずかわいいです

↓いのししとはなこを交互に撮影する東山さん
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↑わたしの自慢の、優しい友だち


家に帰って猫山さんにこの息子さんの話をして、一緒に笑いました。
(ごめんね、東山さん・・)
いまは家族のいない猫山さんは、こういう、
家族や家庭というあたたかな関係での微笑ましいエピソードを喜ぶんです。


↓うさ友ゆりさんにいただいたミニうさぎカレンダーも2月に
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↑高さ10cmくらいのかわいいカレンダーです


↓ツヴェルガーのカレンダー
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↑2月は絵本「小さなへーヴェルマン」の挿絵


お出かけして、人と会って、
初めての場所を見たり初めての経験をして家に帰る。
喜んでおかえりを言ってくれる人がいて、くつろげる場所があるから
ここからどこへだって出かけていかれる。

猫山さんも言っているとおり、家族、って血のつながりだけじゃないですね。
誰だって家族になれる。国がちがっても、種類がちがっても。

というのは、猫山さん以外の人間には決してなつかなかった猫山ママが
最近になってわたしをこの家の人間と認めてくれて、
一緒の椅子に座りにきたり、話しかけたりしてくれるようになったんです。

猫山さん以外の人間がごはんをあげても決して口をつけない。
決して触らせない。決して口をきかない。近寄らない。
その徹底した忠誠心をひそかに尊敬していたので、
そんなママが心を許してくれたのはちょっと嬉しいです




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猫山さんち


クリスマスからまだひと月しか経っていないなんて、信じられますか!?
もう2か月くらいまえのことみたいなのに。


1月ってわたしにとってはいつも長ーいんです。3か月ぶんくらいある。
ひまだとか忙しいとかに関係なく、いつもとてつもなく長い。
その代わり2月に入ると一気に加速しますけど。


↓はなこ村、まだまだ雪景色
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↑白くて景色が見えてないけど


ドイツ人のお友だち、猫山さんと暮らしはじめてそろそろ4か月です。
猫山さんは、わたしがむかし働いていたクリスマスショップでの同僚だった人です。
方向が同じだったので、よく一緒に通勤していました。
なのでよくおしゃべりをしたし、知りあってからもうずいぶんになるけれど、
個人的に、友だちとして職場以外のところで会ったことは、そうたくさんはない。

どんなに仲のいい友だちでも、
一緒に暮らすとなると難しい点があれこれ出てくる、というのはときどき聞く話だし、
しかも猫山さんはお母さま亡きあと2年以上ひとり暮らしをしていました。
ひとり暮らしって、その気楽さに慣れちゃうと人と一緒が苦痛になったりするんですよね

そんなわけですが、わたしは当初ほかのことで頭がいっぱいだったので
心配したり不安を感じたり気持ち的準備をすることもなくふたり暮らしを開始しました。


が、いまや猫山さんは家族のような姉妹のような存在です。


一緒に夕飯を食べながらおしゃべりし、食後のお茶を飲みながらおしゃべりをする。
ふたりとも休みの日になると、朝もお昼も3時のお茶も夕飯も一緒。
ヘタをするとお昼を食べ終わったあともテーブルでしゃべり続け、
お茶の時間に突入してしゃべり続け、そのうち夕飯の時間に・・・ということも

いやなことがあってしょんぼりしていたり、体調が悪いときはあっても、
基本的に猫山さんもわたしも機嫌が悪いとかイライラすることがないので
毎日は和やかに楽しくあたたかく過ぎていきます。

ただ・・・ 「おだやかに」とは言えないところが・・・
猫山さんって仕事を増やす天才なんですwww



消費期限の過ぎた古いトマト缶を処分する。
猫山さんが缶切りでぶすっと穴をあけたとたん中身が噴出して
一瞬で本人の手も顔も服も調理台も、前面の窓もカーテンも、
あろうことが天井まで吹き上げてランプまで真っ赤、とか。

猫たちのための猫缶を入れたお皿を階下へ持っていく。
階段のうえでお皿を落として下まで転がり、
全段肉片と汁でべしゃべしゃ、とか。

階段をきれいに掃除した翌日、庭に持ってでようとしたジョウロを落とし、
階段の下まで転げおちて2ℓの水がまき散らされる、とか。

わたしはうさ飼いですから(←)、滅多なことでは動じません。
というより、むしろ笑いがとまらなくて困ります。
痛いお腹をかかえて後処理をてつだっています。
日々の暮らしのスパイスです


そんな猫山さんの大切な家族は


↓もと野良の猫山ママ(推定4歳)
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ガリガリに痩せて妊娠した状態で猫山さんの家に来てそのまま居ついた黒猫。
あちこちに「猫、預かってます」の貼り紙をしたけど、連絡はなかったのだそう。
猫山さんは最初彼女をミッフィーと呼んでいたのですが、
子どもが生まれてからは「ママ」に。

↓そしてその子どもはベイビー(2月で2歳に)
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去勢済みなのでありえない話ですが、
もしベイビーに子どもができることがあったなら
その子の名前は「孫」だったのだろうと思う・・・


↓おまけ・隣の家の猫クロ坊(年齢、本名不明)
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↑いつもキャンドルがともっている食卓



笑うのって免疫力アップにいいんですよね。
たったいまもキッチンで猫山さんと、涙がでるほど笑ってきました。
はなこ地方、あいかわらずマイナスだけど
わたしは風邪ひとつひかず元気です・・・猫山さんはひとりでひいてるけど。




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