オランダ旅行1/3


その1 夜行バスとアムステルダムとゴッホ美術館


4月24日から2泊3日で行ってきたオランダの旅の記録です。
ツアーにひとりで参加したのではなく、完全にひとりの旅でした。
(心は海といっしょでしたが、肉体としてはひとりっきり)
運河の街アムステルダムで万が一誰も見てないときに河に落ちたら、
27日の朝にはなこが帰っていないことに猫山さんが気づくまで
誰ひとりはなこが消えたことを知らないという、完全ひとり状態です。
想像するとなんともいえずさっぱりと爽快ですが・・それはさておき。

普段の帰宅が21時をすぎただけで心配して駅まで迎えにくるお母さん猫山さんに
まずハイデルベルクに着いたら電話をすること、人のいるところから離れないこと、
オランダに着いたら電話をすること(オランダはスマホ圏外なんですが・・)
荷物はからだのまえにしっかりと持つこと、などなど注意事項を山とふきこまれ、
最終23時半の電車でハイデルベルク中央駅へと向かいました。
バスは0時50分発なので、駅でちょっと待ちます。
ハイデルベルク中央駅はこのあたりでは大きな駅の部類なのですが
警備員も警官も駅員もゼロ状態。いいんですか、こんな無防備で。

駅のすぐまえ、深夜のバス乗り場には、それでもたくさんのひとがいました。
男性も女性も、若いひとも中年をちょっと超えてるくらいのひとも。
つまり昼間のバスとたいした違いはありませんでした。
深夜だからって怖いとか危険ということはいっさいなく、みんな乗るとすぐに寝静まって・・

アムステルダム直行。所要時間7時間強。29ユーロ。

いや、眠れませんでした。
1時間とか30分、切れ切れにうとうとしただけで窓から夜明けを見ていました。

↓こんなバスでいきました
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↑トイレもなかについてるんです 入らなかったけど

↓アムステルダム・スローターダイク駅のまえが停留所
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↑橋のしたがホームです

↓まずは駅構内のカフェでちょっとひと息
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↑ペラペラ海くんもいっしょですよ

バスのなかで、あと1分で到着です、とアナウンスがはいったとき、
ふと目をやった窓の外に、黒いうさぎがいたんです!
各二車線の上下線のあいだに幅2mくらいの細長い植え込みがあって、
一列に並んだ赤いチューリップのすきまから見え隠れする長いお耳が・・
あれっ、と思って目をこらしたらそれは本当に真っ黒のうさぎさんでした。
走行中だったので一瞬で見えなくなってしまいましたが・・・

↓スローターダイク駅から電車で5分、運賃€3.30(←高すぎ)
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↓隣駅がアムステルダム中央駅です
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↑なんだか東京駅みたい

お天気は予定(天気予報)のとおりの雨。気温は10℃くらい。
初日の予定はゴッホ美術館とアムステルダム国立美術館。
そのあと時間があったらアムステルダムの街をぶらぶらしようかな、という感じで。

と思っていたのですが、想定外だったのはゴッホ美術館入場2時間待ちの混雑

折しも盗難によりながいこと失われ、2016年秋に発見された二作品、
14年ぶりに美術館に戻ってきた二作品の特別展示中だったのです。

↓館内から撮った看板
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入場規制をされて列はちっとも進まず、雨が降ったりやんだりするなか
あきらめて悪態をつきつつ列から抜けるひと続出。
列のまえのほうに、傘を持たずに、不自由とわかる足を引きずって
寒そうに両手をこすりあわせて待っているアメリカ人らしいおばあちゃんがいて・・・
きっとゴッホがだいすきでここまで来たんでしょうね。わたしもだよ、おばあちゃん。

そんなわけで骨が冷えるまで待たされましたが、展示中に来られてラッキーでした。
戻ってきた二作品を目のまえにするのは感動でした
どちらの絵もすばらしかった。

↓とちゅう、野菜のキッシュとコーヒーであたたまる
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↓ぼくもゴッホさんに会いにきたよ
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↑使いかけの絵の具やパレットも見ちゃった


画集などで見たことのある絵ももちろんたくさんありました。
有名すぎて見飽きた感さえある(←失礼)「ひまわり」も。
でもね、原画はやっぱり色あいがちょっとちがうような気がする。
これがゴッホの描いたほんものの色なんだなぁ、と思いつつ見てまわりました。

↓ミュージアムショップでみつけた
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↑ゴッホミッフィー

それにしても館内はとっても広くとっても混みあっていて
絵のまえに行くだけで時間がかかったせいもあって出るころには午後も遅い時間に。

これからすこし離れた街のホテルにたどり着かなくてはならないので
国立美術館はあきらめることに・・・ 次回があるさ!(←いつ?)


↓アムステルダムの街はやっぱりドイツとはちがう街並み
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↓このかわいいの、なんの看板だろ
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↓ボートクルーズもあります
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さて、ここからホテルのある街まで行くわけですが、行きかたがまったくわかりませんw
ので、中央駅のインフォメーションのおじさんに訊きます。
たくさんの迷える外国人観光客が長蛇の列をつくっているインフォメーション。
にもかかわらずおじさんはとっても親切で優しくていねいで、
乗るべき電車、降車駅の名前、ここからはバス、と紙に書いて渡してくれました。
これをサービスセンターで見せれば切符が買えるからね。
ドイツ鉄道と比べちゃうせいもあって、親切すぎて感動です!

↓電車の窓からチューリップ畑がみえました
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↓きゃー
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ところで、これはわたしが思っているとか信じているというはなしではなくて
本当に実際にある、この世の決められた法則なのですが、
困ったときには、それがどこであってもそこには必ず親切な誰かがいて
手をさしのべてくれます。これまでに何度もそんなひとたちに助けてもらって、
そのひとたちへの恩返しのためにも、わたしも困っているひとに会うことがあったら
きっと親切にしてあげよう、と決めています。
世の中にはそう決めているひとがほかにもたくさんいるはずで、
しかもその数は日々増えつづけているわけなので、
昨日より今日、今日より明日にはよりたくさんの親切なひとが存在するようになる。


はじめての街でバスから降りたったものの、ホテルへの道がよくわかりませんでした。
事前にネットで調べた地図はだいたい頭に入れてきたけど(←プリンターがないからw)
実際には、そこには載っていなかった細い小道などが無数にあって
鳥になって上空から見下ろせたらいいのに、それかぐぐーんと背のびして見下ろせたら、
と思いつつ、重いお泊り荷物を引きずってとぼとぼ歩いていました。
とちゅうですれちがった、犬の散歩をしている初老の夫婦に道を聞きました。
英語はわたしにとっても外国語ですが、オランダ人にとっても外国語です。
おふたりはとっても丁寧に教えてくれたけど、どうやらわたしはちがう道を行ってしまったみたい。
この海沿いの街は海辺特有の強い風が休むことなく吹いていてとても寒く、
おでこが冷えたわたしは寝不足もあってだんだん気分が悪くなってきました・・
誰かに聞こうにもひとが通らない、こまったな、と思っていたとき
後ろから近づいてきた車が停まって、女の人が飛びだしてきました。
それはさっきの犬のお散歩の奥さんでした。
彼女はにこにこしてわたしの肩に手をまわすと
見つかってよかった!わたしたち、あなたを探していたのよ、と言い、
わたしを車に乗せてくれました。運転席のご主人は、
自分の説明はわかりにくくて申しわけなかった、
ちがう方向へ行ってしまうのを遠くから見ていて、
慌てて車まで戻って探していたのだと説明してくれました。

・・・感激です(涙)。

そうしておふたりはわたしをホテルまで送ってくれました。
疲れて、そして感動していて英語でろくな感謝の言葉も出ないまま、
ただありがとうをくり返すだけで、去っていく車を見送りました。




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Category: オランダ

コメント

No title

待ってました!オランダ旅行記!
ツアーじゃない完全一人旅だったのですね~
私なんて日本国内でも方向音痴なので、知らない場所にはグーグルマップ見ながらでも迷いながらやっとたどり着くって感じですから、一人旅っていうのはホント凄いなーと思います。
猫山さんのお母さんのような心配性ぶりが凄いですけどw

ペラペラ海くんと一緒の旅っていいですね~☆
私も小さめペラペラちゃんを作って一緒におでかけしようかな。
赤いチューリップの中にいる黒うさぎさんにお出迎えされたなんてステキ~♪
うさぎ好きの人がやって来た!って感じだのかしら。
私もそんな出会いしてみたい♪

大変な思いをしてやっとの事で観られたゴッホの作品の数々は感慨深いものがあったでしょうね。ゴッホミッフィー可愛すぎる(^^)

困った時には親切な人が必ず助けてくれて、自分も困った人達に出会ったら助けてあげようというお話。凄くわかります。私もそう思って生きていますから。人間は皆一人じゃなく助け合いながら生きていっているんですよね。

それにしても本当にご親切なご夫婦がいらして良かったですね~
わざわざ車で探してくれてたなんて感動ですね!
疲労や大変な事もあったけど、感激する出来事もあって、いい旅の始まりですね!

2017/05/02 (Tue) 10:29 | anbou #- | URL | 編集
No title

猫山さん、本当にお母さんみたいですね~(^^)
親戚とかでもないのにこんなに心配してくれる
人がいるなんて、有難い(有難過ぎる感はこの際
置いておいて…)ことですよね。

黒いうさぎさん、こういう予期せぬ出会いって、
嬉しいですよね!
まるで歓迎されているみたい♪

ゴッホ美術館、2時間待ちなんて大変でしたね。
私なら絶対ギブアップしていました(笑)
でも、貴重な二作品を見ることができるなんて、
すごく良いタイミングだったのですね。
しかもミュージアムグッズにゴッホミッフィー(*´∇`*)

ホテルまで送ってくださったご夫婦、なんて
親切なんでしょう!
私もこのご夫婦を見習いたいなと思いました(^_^)

2017/05/02 (Tue) 19:58 | citystranger #TzD7Cqrk | URL | 編集
No title

待ってました♪ チューリップの時期の旅行は諦めたので
はなこさんの記事で行ったつもりになろうと思います(笑)

深夜のハイデルベルク中央駅、バス乗り場までがちょっと
怖い感じでしょうか。あんなに大きな駅なのに^^;
あの緑のバスで行くと教えてもらってから、アウトバーンで
よく目にするように。どこにいくのかな?ってつい中の人たちを
みてしまいます。トイレもついてたんですね!よかったよかった♪

アムステルダムの駅、本当に東京駅みたい☆
植え込みから顔を出した黒うさぎさん、野良うさぎさんなのかしら?
幸先のいいスタートでしたね〜
ゴッホミッフィちゃんにもあえるなんて。
この先のうさぎさんとの出会いにも期待しています♡

初老のご夫婦、素敵ですね。
私たちも困った人をみかけたら、そんなふうに助けてあげたいな
そうしてまた、親切な人がふえていきますね☆

2017/05/02 (Tue) 21:26 | うさ奈 #- | URL | 編集
anbouさん

美術館が組まれてるツアーはなかったし、
キューケンホフ滞在3時間、とかは残念すぎて嫌!!だったので(笑)
ガイドさんがなんでも教えてくれてやってくれて、
バスに荷物を置いて身軽に観光できるツアーも楽でいいんですけど、
どっちも一長一短ですね~。
ガイドブックに載ってる一般的な観光スポットはまったく見てないけど
旅行記、しばらくおつきあいくださいませ♪

わたしの初代うさも黒うさだったけど、
到着してまず黒うささんに迎えられたとき、すぐに「アンちゃん!」って
思ったんです。ネザーとは似てない、普通のうさぎさんだったけど。
実は写真撮ったんですよ。ピンボケだけど、のちほどUPしますね。

これまでの人生で困ったことはたくさんあったけど、そういうときって
どこからともなく親切な人がやってきて助けてくれるんですよね。
なので、困ったとしてもぜったい大丈夫、と確信していて、
だからどこへでも平気で行かれちゃう。
そしてわたしには恩返しの義務があるんです。がんばらなきゃ♪

疲労は、さすがにこの年になると(笑)寝不足だめですね~。
飛行機のなかでまったく眠れずに帰国したときも
よくこんな風に気分悪くなったものですが・・・

2017/05/03 (Wed) 01:43 | はなこ #- | URL | 編集
No title

お待ちしてました! オランダ旅行記(^^)/
すごく親切なご夫婦&猫山さんに感激。
私もそんな風に、すてきに年を重ねたいです。
(あ‥えっと、猫山さんは私より若そうですけど‥)

黒うさちゃん、無事に道路を渡れたかしら?
心配性の私は、動物のことになるとほんとキリなく心配でe-330
みんな元気にたくましく過ごしてくれますように~!!
海くんたち、みんなのこと守ってあげてね♪

2017/05/03 (Wed) 02:02 | はる #- | URL | 編集
citystrangerさん

そうなんです、猫山さんは本当にありがたい存在なんです。
有難すぎる感はその気持ちに免じて見なかったことに(笑)
実はこの日も心配だから駅まで送る、って言ってくれてたんです。
でも本人が足を挫いてろくに歩けない状態だったので、
心配なのはそっちだから、、、とお断りしたのですw

うさぎさんとの出会いはこの後キューケンホフでもあったんですよ!
海が一緒にいる証拠みたいで嬉しかった♪

二作品の展示期間に当たったのは本当にラッキーでした。
教会の絵と海の絵、どちらもすばらしかったです。
ゴッホミッフィーはかわいかったけど、
けっこう大きかったので買いませんでした・・写真だけで満足w

あの親切なご夫婦にもう一度会ってお礼を言いたかったなぁ。
その恩返しは、いつかほかのだれかに。


2017/05/03 (Wed) 02:11 | はなこ #- | URL | 編集
うさ奈さん

あ、オランダ行き、叶いそうにないですか・・・i-241
では、うさ奈さんのためにも撮りすぎた写真のなかから
特に美しいものを選りすぐって大量公開しますよー!覚悟してて(笑)

ハイデルベルク、あんなに大きい駅だし外国人も多いのに
なんの警備もなし、ってどういうこと!?って思いますよね!
あの緑のバスは、一度意識してみるとけっこうあちこち走ってるんですね。
ずっとアウトバーンだったので景色はあまりおもしろくなかったし、
いつからオランダに入ったのかわからないくらい、国境ってありませんでした。
入らなかったけどトイレもついてることがわかったし、
あのバス、安心して使えそうです。またどこかに行きたいな。

オランダの人たちは本当にみなさん親切で優しくて感動でした。
お店の店員さんも愛想がいい。鉄道の人が親切だなんて奇跡のようw
おまけに電車もバスも定時にくるんですよ!!

ゆりさんちの近所にもうさぎさんがいたでしょう。
けっこう車が通るところに。ちょうどあんな感じなんです。
ボケボケだけど写真があるのでこれからUPします!




2017/05/03 (Wed) 02:24 | はなこ #- | URL | 編集
はるさん

わたしも、初老になっても老人になっても
こんなふうに親切ですてきな人でいたいです♪
えーと、猫山さんがはるさんより若いかどうかわからないですが・・
わたしはまきさんと同い年で、猫山さんはわたしより5つ年上ですよ。
(↑なぜここで年齢のはなしw)

黒うさちゃんは器用にさささーっと車道を渡って隠れちゃいました。
ちゃんと無事を確認しましたよ☆
のちほど写真を載せますね。


2017/05/03 (Wed) 02:34 | はなこ #- | URL | 編集
No title

猫山さん、まるでお母さん^^
はなこさんのことが本当に心配なのですね。
深夜の駅に一人でも危険を感じないって羨ましいです。
こちらでは暗くなり始めたら女性一人で電車に乗るのさえ怖いくらいですから。

寒い中2時間も待ったなんて大変でしたね。
でも特別展示中の作品を見られたのはよかったですね^^

慌てて車で探しに来てホテルまで送ってくださったなんて、
なんて親切なご夫婦でしょう。
私も見習いたいなと思いました。

2017/05/03 (Wed) 19:13 | koume #- | URL | 編集
koumeさん

ハイデルベルクはこのあたりでは大きな街、とはいえ
まだまだ平和な部類なのかもしれません。
たぶん、フランクフルトだったらこうはいかないと思うので。
帰りも深夜の終電だったけど、危険なことはありませんでした。
koumeさんの住む街は大きな街なんですか?
ローマはたしかに危険そうですi-201

猫山母さん、ありがたいですが、
わたしは10代の小娘ではないのですけどね・・(笑)

オランダの人たちはみんな感じがよく親切でした。
なかでもこのご夫婦は本当にありがたくて・・・
わたしもこんな人になりたいです。



2017/05/03 (Wed) 20:15 | はなこ #- | URL | 編集
No title

私の住む街は小さな街なんですけど、それでも夜に女性一人で歩くのは安全とは言えません。
イタリア人中心の住宅街だとまだ夜にワンちゃんを散歩させている女性もいたりしますが、中心地や駅近くへ行くとビール片手にたむろする外国人がいっぱいで・・・
ミラノは昼間でも人通りの少ないところを歩いていたらつけられて危機を感じたこともあるほどです。

2017/05/07 (Sun) 04:40 | koume #- | URL | 編集
koumeさん

そうなんですね・・
この辺は女性がひとりで夜歩いても危険なことはなく平和ですが
最近はやっぱり外国人が増えて、ときときちょっと怖いです。。
外国人だから、というのではなく、なんか目つきとか服装がいかにも、
っていう人もけっこういたりして・・・
昼間でもつけられたりしたら怖いですよねi-201

2017/05/08 (Mon) 04:13 | はなこ #- | URL | 編集

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