26
2023
2023
その先にあるもの
2、3年まえに通っていた講座で、人間の4つの感情について習いました。
4つの感情とは、
①喜び ②悲しみ ③怒り ④不安
講師の先生曰く、①以外の3つはネガティブなので、
わたしたちの日常の感情がネガティブであることが多いのは仕方がないこと、
なのだそうです。
なのですが、個人的には、②については、ちょっと思うところがあるのです。
悲しみは、はたしてネガティブなものなのか。
ポジティブと言い切ることはできないにしても、ネガティブでは決してない、と思うのです。
なぜかっていうと、②を土壌として育つものは、③と④はもちろん、
①にさえかなわないと思うから。
①、③、④は人間の、心に属する感情だけど、
②だけは、魂に属している、といえるかもしれない。
人はどういうときに悲しいと感じるか、というと、人によっていろいろあるでしょうけど、
トップにくるのはまず「喪失」かと思います。
喪失。
大事なものを失うこと。
こう書くと、やっぱりネガティブなんじゃない?と思うかもしれませんし、
失うことそのものは、たしかにポジティブではありません。
大切な思い出の品をなくしてしまったとか、こわれてしまったなどもそうですし、
好きな人に嫌われた、信じていた人に裏切られた、
期待していたものが手に入らなかった、などもあり得るかもしれません。
そして、それらは、場合によっては③に発展しかねない。
死別の場合も、最初は自分や相手が、理不尽な不幸に見舞われたことへの激しい怒りや
してあげられなかったことへの後悔、幸せな他者への憎しみなど、
感情の嵐に翻弄されることはあって、そこにとどまってしまう人もあるかと思いますが、
最終的には、相手がもういないぶん、その愛情や悲しみは、
見返りを求めることなく、純粋に相手を思うものに昇華していくのだと思います。
その愛情が、自分のなかの、このうえなく清からな、美しい聖堂になって、
亡くなった者たちを、そこに住まわせる。
悲しみから立ちあがった、透明な神殿。
神殿ですから、神さまが住まわれるのも、当然そこです。
つまり、そこは天の一部です。
悲しみは、忘れるべきもの? 乗り超えるべきもの?
悲しみを大切にするなんて言ったら、後ろ向きだととられるかもしれないけど。
悲しみの先にあるもの。
そこにこそ、天の国、永遠につながる道があると思うんです。
その先にあるものをつかみたいし、わかりたい。
↓海といっしょに歩いた、ドイツの街
↑肩越しの光
海、8歳のお誕生日、おめでとう。
Category: 海との暮らし
26
2022
2022
7歳になったよ
海の天の国でのお誕生日、9月26日がまためぐってきました。
今夜、海は7歳になります。
地上で生きたと思われる年月と、ほぼおなじです。
海は捨てられていた子だったので、はっきりした年齢はわからないのですが、
推定で、空に帰ったときは、7歳だったと思われますので。
このまえ、twitterでのうさ友さんの子が、海とおなじ病気になりました。
闘病中、わたしがとても励まされた言葉「この病気で死ぬことはぜったいにない」を
彼女にも伝えたのですが、もし、万が一のことがあったら、そんな断言しちゃって、
もし、実は心臓が悪かったとか、脱水を起こしてしまったとか、なにかとの合併症とか、
なにかあったら余計に悲しませてしまうと思って、うさぎさんの容態が気になって気になって
しょっちゅうスマホでチェックしていました。
そのうさぎさんは、海とおなじようにとっても勇敢にがんばって、がんばって食べて、
ローリングしてもがんばって、海とおなじように、ちょうど10日くらいで落ち着いてきましたよ
毎晩、お祈りのときに海に、ついててあげてね、とお願いしたのを、
きっと海は聞いてくれてたんだと思います。
そのうさちゃんの回復の様子を追いながら、海のときのことを思いだしていました。
あのときも絶望から始まって、祝福に変わっていったっけ。
どんなことも、あとから振りかえると、すべては正しい、良い道だったって、わかる。
↓机のうえの海コーナー
↑陶器のうさぎさんがかぶっているのは、手編みのお帽子
うさ友さんが海に編んでくれた、海色のリボンのついたこの帽子。
いつか空で会えるように、その目印にと、おなじ糸で編まれた帽子を持って、
そのお友だちのうさちゃんも先日、天に帰っていきました。
↓今夜は泣かないでね、はなこ
↑7年経つから、いつも一緒だって、もうわかってるもんね?
うん。今夜はちゃんと、はやく寝るよ。
明日は早起きしなきゃいけないからね。
一緒にお出かけしよう、海。
東京の専門病院へ・・・(楽しくもなんともない場所だけど)
今日はまゆこがなぜかとてもおとなしく、わたしに甘えてくれました。
というより、寄り添って撫でさせてくれることで、わたしに甘えさせてくれました。
まゆこもいっしょにお祝いしようね。
いとしい海。
7歳、おめでとう。
Category: 海との暮らし
26
2021
2021
6歳のお誕生日
先週のある日。
真夏日との予報だったけど、通院日だったので都心までお出かけしました。
おそろいの病気でおなじ病院に通っているうさ友の咲子ちゃん(仮名)と
血液検査室まえで待ちあわせ。待合室を経てそのあとお茶してきました
暑かったけど思いきりお天気がよくて、ぴかぴかの通院日和
咲子ちゃんはわたしのスマホの待ち受け画面をみて、
「海くん」と呼びかけてくれましたよ
↓うん
↑ぼく、いるよ!
ちかくにIKEAがあったので、なつかしくて入ってみました。
このスウェーデンの家具屋さんはもと夫のおじさん(仮名)のお気に入りで
よく買いものに行ったし、海のマットやタオルの多くはここのものでした。
ドイツに置いてきた、海がつかっていたのとおなじバスマットがあってなつかしくて
買っちゃおうかしらとひろげてみたらトイレマットでした(・・・いらないな)
↓アップルケーキ
↑素朴な味でおいしかった
まゆこは自分の進路にあるものはすべて押しのけ、倒して歩きます。
本は角をかじって押しのけ、ペットボトルは倒し、ボールペンはくわえて放り投げ。
そこにあるのがわたしの足だったら、遠慮なくがぶりとやられます。
なぜ避けて歩かないのか。なぜ迂回しないのか。
そういえば海も避けることをせず、むしろ何かがある場所を選んでいたような。
海のばあい、ただ踏んで歩くというだけでしたが。
↓こんなところをわざわざ歩きたがったり
↑わたしが脱ぎすてた靴下を踏んだり
まゆこはベッドがだいすきで、毎日ばふばふとはしゃぎまわります。
おなじベッドを海もだいすきで、よく転がって眠ったりシーツを掘ったりしていたっけ。
そしてわたしが部屋にはいっていくとぱっと振りむいて笑顔になって、
一目散にベッドから飛びおりて、わたしめがけて走ってきたっけ。
白い、幸福なかたまり。
白と青。
わたしにとって、世界でいちばんきれいな色の組みあわせ。
空の色。
天界の色。
このごろ涼しくなったせいか絶好調で、よくわたしをかじる乱暴なまゆこに、
今日はやさしくして?今日は海のお誕生日だからね、とお願いしたら、
ほんとうにかじらずに、ブラッシングも嫌がらずにおとなしくしていてくれました
(ゆうべ、明日は日曜日だから8時半まえに起こすのやめて、とお願いしたら
8時41分まで静かにしていてくれました。話のわかる子なのです)
今夜で海は6歳になります
6年経つから、カテゴリーを「ペットロス」から「海との暮らし」に変えました。
だって、一緒に暮らしていますからね
約束だってあるんですよ。またふたりでオランダにチューリップを見にいく、という。
そして今年からお花を買うかわりに、そのぶんを寄付することにしました。
海が喜んで いい考えだね! っていってくれるところに。
だいすきな海
6歳、おめでとう
Category: 海との暮らし
10
2020
2020
海とおでかけ
お友だちとうさんぽ、お世話になった獣医さんに会いに、
はなこ祖父母の家におとまりに、と、海とはよくいっしょにお出かけしました。
日本で暮らしていたころの話です。
海は電車やバスや車の窓からそとを見るのがだいすきでした。
だいすきすぎて、わたしが席につくとすぐに、はやくふたを開けて!と騒ぎました。
ちかくに他の乗客がいないのを確認してキャリーのふたを開けると、
待ちかねてのりだした海はふちに両手をかけ、耳をぴんと立てて
目をまんまるにして窓の外を見ていました。
↓キャリーに入るのは嫌いだけど
↑乗りものはだいすきだった白うさぎ
↓目をまんまるにして一生懸命そとを見る
ふつう動物にとって、景色って前から後ろへとながれるものですよね。
横にながれる風景は、海の目にはどんなふうに映っていたんだろう。
なにを考えながら見ていたんでしょうね。
ふつうにしてたらありえないスピード。
トンネルに入るといきなり窓ガラスにうかびあがる自分のすがた。
鉄橋を渡るときの、ありえない高度。
ホームに停車中は、降車しては改札や階段にむかう人たち、
たくさんの足、たくさんのバッグ、アナウンス。
↓いつも目を見開いて、くいいるように見ていました
こうして外を見ているあいだは微動だにせず、おとなしく。
ときどきほかの乗客から「あ、うさぎだ!」「やだーかわいい!」なんて叫ばれても
窓の外の景色以外は海の世界には存在せず。
降りる駅が近づいたらキャリーに入ってもらいふたをしっかり閉めますが、
海はもっと見ていたくて暴れまくり、抵抗しまくり。
キャリーから飛びだすことはけっしてしなかったのですが、
人間だったら、まだ降りたくない!もっと乗ってる!と泣きわめく子どもだったかも・・・
↓バスからの景色は、電車とはまたちがう
飛行機の外は残念ながら見せてあげられませんでした。
真ん中席だったし、一応動物はキャリーから出してはいけないことになってたので、
座席にのせてキャリーから頭を出しているのを黙認してもらっただけでも。
そのかわり、空港からおじさんの家へむかう途中、
輝くような新緑のなかの、ドイツの田舎の風景を、
キャリーのふちに手をかけてしっかりと見ていましたよ。
夢中になっているうしろ姿。
ちいさな、白い、いとしい背中。
でも、どうして横にながれていく景色にそんなに夢中だったんだろう?
↓帰宅すると爆睡
↑車窓の、たのしい夢をみているのかな
ドイツの海をずっとまえから応援してくれていたブログ友だちのまみちゃん(仮名)と
このまえ初デートしてきましたよ
彼女はわたしが月いちで通っている病院周辺をよく知っていて、
診察時間のあいまにランチデートしにきてくれたんです
夏らしい短い髪がさわやかなまみちゃん。軽やかな足元。
いつもわたしを応援して元気をくれる、すてきな友だちです
わたしの午後からの診察までの1時間ほどだったけど、
ランチしながらおしゃべりしてとっても楽しい時間を過ごしました
↓ふたりが楽しそうだから、すずめさんも寄ってきましたよ
↑いえいえ、もちろんおいしいものがほしいだけです・・・
↓はなこ、ごみはちゃんと拾ってね!
↑はなこが落としたんじゃないよ!
まみちゃんはかわいいうさぎな贈りものをいろいろ持ってきてくれました
そのなかの、うさぎじゃないけどかわいいうれしい贈りもの・・・
↓うふふ
↑はりねずみさんマスク
これからは、特別なお出かけの日にはこれをつけていきますよ
特別なお出かけ・・・ 素敵紳士との
Category: 海との暮らし
14
2015
2015
海さん動画
ずっとずっとやろうとしてうまくいかなかった動画。
やっとなんとか載せられそうです。
ちゃんと見られるかな?
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↑これはスマホで撮ったのですが、
縦に撮ったのがどうしても横になってしまいます・・・
ブログに載せるつもりで撮ったわけではないので
も映っています・・ごめんなさい
[広告] VPS
↑こちらも自分のために撮ったもので
部屋散らかってるし、牧草も散らかってます。
ご容赦ください
海がお空に帰った週末からわたしたちは休暇でしたが、
それもやっと昨日で終わり。
今日からいつも通りお仕事です。
仕事して帰ってきて・・・
そこが空っぽなのは、砂漠か火星での人生みたい。
やっとなんとか載せられそうです。
ちゃんと見られるかな?
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↑これはスマホで撮ったのですが、
縦に撮ったのがどうしても横になってしまいます・・・
ブログに載せるつもりで撮ったわけではないので
も映っています・・ごめんなさい
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↑こちらも自分のために撮ったもので
部屋散らかってるし、牧草も散らかってます。
ご容赦ください
海がお空に帰った週末からわたしたちは休暇でしたが、
それもやっと昨日で終わり。
今日からいつも通りお仕事です。
仕事して帰ってきて・・・
そこが空っぽなのは、砂漠か火星での人生みたい。
Category: 海との暮らし