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今年も海(かい)の日


今年も 海(かい)の日 がやってきました 


↓ちらっ
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海の日だろうがクリスマスだろうが子どもの日だろうが、
海にとっては毎日が「いだずらするのに最適な日」「1年でいちばん楽しい日」でした。
これは、秘密文書を探っている現場の証拠写真を撮られたうさぎです↑





 さて、昨日、はなこ家ロッキー部屋にあたらしいエアコンがきました。
まえのがちょっとお歳を召したエアコンで少々怪しいところがありまして、
夏場にこわれて大騒ぎしても当日あたらしいのをつけに来てくれる、
なんてことはさすがお客さまサービスの良すぎる日本でもありえないので、
そのまえに無事にスムーズにつけ替えてもらえてよかったです


↓作業中、ロッキーちゃんははなこ部屋に避難
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↑気になって、背伸びして見るものの自分ではのろうとはしないベッドのうえに


↓抱っこしてのせてあげました
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↑ちょっと緊張?


↓このあと、へっぴり腰で歩きまわってにおいをかいでました
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↑はじめてのお部屋を探検して楽しかったね、ロッキーちゃん


ロッキーちゃんがはなこ家にやってきたのは1年まえの8月10日。
長期戦になるだろうということはそのときに聞いていました。
あちこちで多頭飼育崩壊や遺棄などが起こってたくさんの子が保護されて、
こうなるとひとりひとりの、ほんとうの家族に出会える確率はどうしても低くなります。
けど、みんなみんなが、一生家族として大切にしてくれるおうちに行かれるように、
うさぎの神さまの御心のままに。(他力本願に聞こえる・・・







↓今月の読書
ダウンロード
↑図書館本


真面目で堅物で保守的な古典文献学者のスイス人、初老男性の主人公が
ある日古本屋で偶然手にしたポルトガル語の本「言葉の金細工師」。
本屋の主人が訳してくれた数行に強く惹きつけられた主人公は
休み時間に長年の職場だった大学から帰宅、そのまま夜行列車でリスボンへ向かう。
自費出版のこの本の著者に会いに。

その本は物語ではなく、著者の哲学的で深い思索の記録。
真面目すぎて繊細すぎて、家族との間に問題を抱え、
革命をとおして魂が引き裂かれる経験をした、神父になりたかった医師の記録。

リスボンで、主人公は会いたかった著者がすでに故人であることを知るけれど、
故人の知人や家族を訪ね、彼の魂の軌跡をたどる旅はつづく。

物語は重厚で、合間に主人公が訳していく本の内容はかなり難解で、
一読ではぜんぶは理解できなかったので、そのうち買っちゃうかもしれない。


わたしも日記をつけています。
それは自分がその日にしたことの記録だけではなくて、
考えたこと、感じたこと、思いついたこと、の記述の方が多いんだけど、
この本みたいに、自分が死んだあと誰かがわたしが書いたものを読んで
共感してくれることがあるとしたらどんなだろう、って想像してしまいました。


いずれにしろ、読まれるほうはともかく読むほうは、
そんな風に自分とは別の人生を生きられることは、悲しいまでに深い幸せにちがいないけど。
深く読みこみ、写真をすり減るほど眺め、ほとんど著者と同化しかねないほど深く読む。


それにしても、ヨーロッパ文学のなかには、人間の精神・魂はここまで深くなりえるのか、
って思わせるものが多くて、比べたらわたしの思考なんてちり紙みたいだ。


ドイツ語でいう、Seele(ゼーレ、魂)と Geist(ガイスト、精神)の違いがわかりませんでした。
ドイツ人が、動物にもSeeleはあるけど Geistはない、そこが人間との違いだ、って言うのを
なんどか聞いたことがあります。
Geistは一般的に 精神、心、魂、霊魂、幽霊、など
それから、「芸術家の魂」みたいな、知的感受性を呼ぶときにも使われます。


心、とありますが、ふつう「心に響いた」「あたたかな心」なんていうときには
英語でいう「ハート」をつかうし、「幽霊」「お化け」にも別の単語があるし、
Geistにはもっとずっと哲学的な響きがあってわたしにはどうもいまいち把握しにくい。
日本語でなんていうのがいちばんふさわしいのかわからないし。


でも、こういう本を読むと、彼らがなにを「Geist」と呼ぶのかなんとなくわかってくる。
たしかに、これなら動物にはない。
けど、わたしにもないような気がする。 ・・・






↓今日のおまけ
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↑うさ友anbouさんがどこからか発掘した、はなこの連休の予定



・・・はなこ、忙しそう。







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Category: 今月の読書

散歩道


おうちで活字にまみれているうちに5月も後半にはいりました。
みなさま、いかがお過ごしでしょうか。
元気?

ハイデルベルクではこの月曜日からカフェが開くようになったそうです
まだ席を減らして密集しないようにするなどの工夫はされているようですが、
5月といえば、北国ドイツはいちばん気持ちのいい、うつくしい季節。
自粛の果て、この季節にまたカフェの外席にすわってコーヒーをいただくのは
どんなにすてきな気分でしょうね まるで遅れてきた復活祭みたい



↓おさんぽのとちゅう、はなこ上空
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↓とちゅうでみつけた、かわいいもの
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↓すっかり緑のさくらの木
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↓ひかりまで緑
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おうちにいる時間、おもになにをしているかというと、

読書、料理、掃除、洗濯(この3つは家事の名でまとめてもいい)、そしてお散歩。
勉強、というのもあるけど、数学みたいに計算問題があるわけではないし、
好きな分野なので、さりげなくほほえみながら読書の一部になっています。

そんなわけでブログネタとしても本の話が多くなりがち。
でも、いいか。仕事をはじめたらきっとまた読書の時間なんてなくなっちゃうから、
いまのうちに数年分(←ムリ)読んでおいても、いいよね。

わたしの、カンブリア紀からこれまでの人生でたくさんの人と出会いましたが、
やっぱり頭のいい人、感性の鋭い人は、
おなじ経験をしても、おなじ本を読んでもそこから汲みだせるものがちがう、
ということを、歳を重ねるほどに実感しています。
生まれ持ったものがちがうのは仕方がないです。人生は不平等なのです。
でも、努力すれば頭はともかく、感性はちょっとは磨けるかもと望みをだいて
できるだけいろんな分野の絵や音楽や本にふれるようにはしていますが、
やっぱりけっきょく宝石を持って生まれた人にはかなわなくて、
おなじ本を読んで感想を述べあったときに、
「そっちか!」と意外性に打たれるようなことをさらりと言われて、
魂が後方の床に転がってしまうことがよくあるのですが、
でもこういう人たちがまわりにいることはすごく幸せなことなんだと思います。
目指す場所。追いかける背中。もうすこしでとどく手。

といっても、読んでいる最中は物語に没頭してそんなことは忘れ去っていますが。



↓どんな絵もかなわない、自然の色彩
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↓今月(2冊目)の本
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図書館本の1冊。
テルアビブに住むユダヤ人作家の、息子が生まれて父親が亡くなるまでの7年間のエッセイ。
作家は信仰は持っていないけど、敬意をこめてユダヤ教のあらゆる儀式や祭儀に参加する。
それと、ときどき空爆があること以外は日常はわたしたちとまったくおなじ。
どんな状況でもユーモアいっぱいの作家のことがとても好きになるし、
これからはイスラエルのニュースを耳にするたびにきっと彼とその家族のことを思う。


空襲警報のサイレンに立ちすくんでしまい、地面に伏せようとしない7歳の息子に
作家が「じゃあパストラミサンドイッチごっこをしよう」と提案するエピソードが圧巻。
地面に伏せたママのうえに寝そべって、そのうえからパパがふたりをかばう形でかぶさる。
パンにはさまれてパストラミになった息子は大喜び。
ミサイルが落ちる音のなか、楽しげな3人の声が響く。
そんな場面がいつまでも心から消えない。どう表現していいかわからない形を持って。

どんな状況でも、どんな場所でも、生きていることへの喜びがある、ということ。
その鮮烈さ。



読んで本当によかった1冊。







Category: 今月の読書

カメムシさんの季節


自粛生活がつづいていますが、お元気ですか。
わたしはスーパーや病院に行く以外はおうちにいて読書三昧です
手洗い、除菌、マスク、腹巻き、自粛 を徹底してはいますが、
もとが脳内花畑ですので、おうちにいるときは気楽に楽しく過ごしています



暑くなりましたね
おかげで気持ちよく乾く洗濯ものですが、けっこうな率でカメムシさんがついています。
おひさまにあたってふくふくのタオルに半分めりこんでくっついてる。
なぜ壁や手すりやベランダの植物ではなく、洗濯ものにくっつくのか。
衣類はふわふわとやわらかくてあったかくていいにおいがするから。
そんなとこでしょうか。
そう思ってめりこんでるカメムシさんを見ると、気持ちよさそうでかわいいです

じつは単に足をひっかけやすいというだけの話かも。

海もふわふわやわらかくてあたたかいものが大好きでした
でも、ぴょんさんもそうでしたが、ロッキーちゃんも布をかじる派なんです。
うさぎ女子は布に対して厳しいのでしょうか。




↓先週、素敵紳士(仮名)からきた
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↑教会報に載ってた図



「成長ゾーン」にいる人たちはみんな幸せそうです
教会のお友だちたちと電話でおしゃべりすると、
みんなそれぞれにおうち時間を活用して、充実しているみたい。

ただ、このまえひとりから「素敵紳士が何日も電話に出ない」と連絡が。
彼は持病があるためしっかり自粛して奥さまと家にいるはずです。
たまに散歩や買いものに行くとしても、何日も何回かけてもいない、って・・・
わたしのところに最後にきたメールは10日まえ。といっても、
同年代の友だちみたいにもともとすぐに返事が来るわけではないので
気にしていなかったのですが・・・ わたしも電話したけど、出ません。
もしかして入院でもしちゃった???

もし・・・ もしなにかあってもう二度と会えなかったらどうしよう(泣)!!
べそをかきながらメールし、SNSも送ったところ・・・  
電話くれてたの、いま気づいたよーはっはっは、という能天気な電話がきました。
とても元気そうな、溌剌とした声で。

なんでも、件の友だちの電話番号は未登録だったため、
そのうえ1日に何回もかかってくるのですっかり怪しい電話だと思いこんだらしく、
ずっと無視をきめこんでいたのだそう・・・ ・・・やめてよ。








↓今月の読書
ダウンロード



肉体的にハンディを持つ、おそらく発達障害もある57歳の「ぼく」が
穴熊狩りで片目をうしなって傷だらけの犬「きみ」をシェルターから引きとる。
物語はひたすらぼくからきみへの語りかけ。毎日の暮らし、散歩、ぼくの過去。

翻訳がすばらしく、とてもとても悲しい物語でした。
好き嫌いはかなり分かれるかと思いますが、わたしは3回読んじゃいました。



むかし、もと夫・おじさん(仮名)とシェルター見学に行ったことがあります。
たしか、シェルター一般公開日だったと思う。まだうさぎと暮らすまえ。
わたしはうさぎとかモルモットみたいな小動物がいたらいいなと思っていたけど、
実際にはいたのはたくさんの犬とそれよりは少ない猫だけ。
犬のほとんどは大きな子たちでした。ドーベルマンやボクサー、ブルテリア。
怪しい人物が庭に侵入したら襲いかかるようにしつけられた犬たちです。
飼い主がもてあましてここに連れてきたのでしょうか。
ここであたらしい家族を待っているのですが、一度人間を襲うように訓練された犬を
家族としていっしょに暮らす穏やかなペットにすることはほぼ不可能なのだそうで、
しかも、闘犬を扱う免許をもった人にしか譲渡できないのだと説明を受けました。

だとしたら、このたくさんの犬たちのほとんどはおうちが決まらないんじゃないか・・・
暗澹とした気持ちになったことをいまも覚えています。80年まえのことだけど。



追伸 「今月の読書」は、お勧めの本、というわけではありません。









Category: 今月の読書

本のはなし


こんにちは。

あっという間に4月も後半にめりこんでしまいました。もうすぐ夏がきます・・・
今年の夏はシベリアで過ごすはずだったのに(←妄想)
コロナさんのおかげで海外にはとうぶん行かれそうもないですね
みなさまはいかがお過ごしですか。

ずっと通勤と仕事がきつくて疲れはてていて(原因は病だったのですが)
帰宅すると明日のしたくをするだけでいっぱい、
あとは明日の仕事のためにすぐに布団に入る、という日々だったので、
自粛で家にいることを余儀なくされているいま、家で休めることがありがたいです。
(働きにでなくてはいけない人たちにはもうしわけないです・・・)

それまでは疲労で軽い小説さえ読めなかったけど、いまは読みたい放題です!
むかしからある(←)積読本タワーに、通販で買った本と図書館本が加わりました
以前から深く知りたいとおもっていることがいくつかあって、
いまなら時間がたっぷりあるので、関連本を読んで、わからないところはネットで調べて、
メモをとって、さらに深く読みこんで・・・という、滅多にない贅沢をしています。
大人になってこんな時間がとれることって、ないんじゃないかしら。

約2時間ただすわっていることが苦手なわたしにも、
さすがにDVDなどをみる余裕ができました。ピアニストの映画に元気もらいましたよ♪
ピアノ、またちゃんと習いたくなっちゃった。
弾かなくなって73年たつから、もう指動かないな。



↓おうち暮らしで、あると嬉しいものその1
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子どものときから本が好きでした。
テレビでアニメを見ながら、つまらない場面やCMのあいだは本を読むんです。
そして母に、目が悪くなるからテレビか本、どっちかにしなさい!と叱られ、
しばらく考えたのち、本のほうがいいと判断したわたしは
そのころからテレビをあまり見ない人になりました。

もちろん子どもなのでテレビだって好きでした。
でも思いきって手ばなしてみると、意外と大して重要ではなかったことに気づいて、
すごくさわやかで軽やかな気分になって、手ばなすっていいことだな、
としみじみ知った子ども時代。

子どもだから、夜の8時くらいに寝かされてしまいます。
母はわたしと妹が布団にはいったのを確認してから電灯を消して出てきます。
わたしは布団にしっかりもぐって、隠しておいた本と懐中電灯を取りだします。
でも、布団って光をまったく通さないわけないんですよね。
ええ、こっぴどく叱られましたとも。懲りずに何度かくりかえしたのち、
懐中電灯が家のどこにも見つからない事態になり、はなこ敗北・・・。



↓おうち暮らしで、あると嬉しいものその2
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ちなみに、日本語で本にかじりついてる人のことを「本の虫」といいますが、
ドイツ語でもまったくおなじ表現をするんです
ただ、虫といっても昆虫ではなく、やわらかい虫のことなんですけど・・・
りんごなどに入りこんでどんどん食べちゃうからかな。
はらぺこあおむしみたいに、物語をどんどん食べるからかな。


 虫という日本語には「一つの事に熱中する人」という意味が含まれている。


・・・のだそうです。



↓おうち暮らしで、あると嬉しいものその3
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ドイツでは、州によってIKEAなどの大きなお店に営業再開許可がでたそうです
これまでは食料品を扱うお店以外閉まっていましたから、
開いたらみんな嬉しいだろうな どんなに喜ぶだろう
長いおうち検疫をがんばったものね!




↓今月の1冊
ダウンロード (1)





わたしに見えている世界の、過去や現在や未来のその先の、
そのはるか上の理論が展開されていて、鼻の穴が広がってしまいました。

知力の高い人はすごい。
わたしには見えない角度、高度から世界を見る。そしてそれをこうして分けてくれる。
感謝です。








Category: 今月の読書